毎月の家族のスマホ代、高いと感じていませんか。
「格安SIMに乗り換えれば安くなるって聞くけど、電波が悪くならないか心配」
「LINEのデータが消えたらどうしよう」
「手続きが難しそうで、自分にできるか不安」
そんな気持ち、よく分かります。
実は格安SIMには確かにデメリットがありますが、事前に確認すべきポイントを押さえておけば、失敗を避けることができます。
この記事では、格安SIMの具体的なデメリット7つと、後悔しないための3つの確認方法、そして解決策を分かりやすくお伝えします。
読み終わる頃には、自分に格安SIMが合っているかどうかが判断でき、毎月のスマホ代を安心して節約する道筋が見えてきます。
格安SIMのデメリットは「事前確認」で回避できる
結論からお伝えします。
格安SIMのデメリットは、申し込み前の3つの確認で大部分を回避できます。
格安SIMは大手キャリアから回線を借りてサービスを提供しているため、通信速度やサポート体制などで制約があります。
しかし、これらの制約は事前に分かっていることがほとんどです。
つまり、「知らなかった」から後悔するのであって、「知っていれば」対策できるのです。
具体的に確認すべきは以下の3つです。
- 自分がよく使う時間帯の通信速度
- 使いたい端末やサービスへの対応状況
- サポート体制と支払い方法
これらを申し込み前にチェックしておけば、乗り換え後に「こんなはずじゃなかった」と後悔することを防げます。
格安SIMの7つのデメリットを詳しく解説
では、格安SIMの具体的なデメリットを見ていきましょう。
代表的なものは7つあります。
デメリット1:通信速度が混雑時に遅くなりやすい
格安SIMの最も大きなデメリットは、通信速度が不安定になりやすい点です。
特に以下の時間帯は速度低下が起こりやすいとされています。
- 朝の通勤時間帯(7時〜9時頃)
- 昼休み(12時〜13時頃)
- 夕方の帰宅時間帯(17時〜19時頃)
なぜこのような現象が起きるのでしょうか。
格安SIMは、大手キャリアから回線の一部を借りてサービスを提供しています。
イメージとしては、大きな高速道路の一部の車線だけを借りているような状態です。
そのため、多くの人がスマホを使う時間帯には、借りている車線だけでは渋滞が起きてしまいます。
一方、大手キャリアのユーザーは全車線を使えるため、混雑の影響を受けにくいのです。
ただし、すべての格安SIMが同じように遅くなるわけではありません。
回線の借り方や設備投資の状況によって、混雑に強い事業者もあります。
デメリット2:初期設定を自分で行う必要がある
格安SIMの2つ目のデメリットは、APN設定などの初期設定を自分で行う必要がある点です。
APNとは「アクセスポイントネーム」の略で、スマホをインターネットに接続するための設定情報のことです。
大手キャリアでは店舗スタッフがやってくれる設定を、格安SIMでは自分で行うケースが多くあります。
設定自体は説明書通りに進めれば10分程度で終わるものですが、普段スマホの設定をいじらない方にとってはハードルに感じられます。
ただし、最近は以下のような対策を取っている事業者も増えています。
- 設定済みのSIMカードを送ってくれる
- 動画で設定方法を案内している
- 電話やチャットでサポートしてくれる
申し込み前にサポート体制を確認しておくと安心です。
デメリット3:店舗サポートが少ない
3つ目のデメリットは、対面で相談できる店舗が少ない点です。
大手キャリアは全国に数千店舗を展開していますが、格安SIMの多くは店舗を持たないか、あっても限られた数しかありません。
そのため、以下のような場面で不便を感じる可能性があります。
- スマホが故障したとき
- 料金プランを相談したいとき
- 操作方法が分からないとき
「困ったときは店舗に駆け込みたい」という方にとっては、大きな不安材料となります。
一方で、電話やチャットのサポートで十分という方であれば、店舗の少なさはあまり問題になりません。
自分がどのようなサポートを求めているかを考えておくことが大切です。
デメリット4:キャリアメールが使えなくなる
4つ目のデメリットは、キャリアメールが使えなくなる、または有料になる点です。
キャリアメールとは、大手キャリアが提供しているメールアドレスのことです。
- ドコモ:〇〇@docomo.ne.jp
- au:〇〇@ezweb.ne.jp、〇〇@au.com
- ソフトバンク:〇〇@softbank.ne.jp
格安SIMに乗り換えると、これらのメールアドレスは基本的に使えなくなります。
現在は「メール持ち運びサービス」を利用すれば、月額330円程度でキャリアメールを継続できます。
しかし、追加の費用がかかることには変わりありません。
おすすめの対策は、乗り換え前にGmailやYahooメールなどの無料メールに移行しておくことです。
これらは携帯会社に関係なく使い続けられるため、今後また乗り換えることになっても困りません。
デメリット5:通話料金が高くなりやすい
5つ目のデメリットは、通話をよくする方は料金が高くなりやすい点です。
格安SIMの基本プランには、通話かけ放題が含まれていないことが多いです。
そのため、30秒あたり22円などの通話料が発生し、長時間の通話をすると料金がかさみます。
例えば、1回10分の通話を月に10回すると、通話料だけで約4,400円になってしまいます。
これでは、せっかく基本料金を安くしても意味がありません。
対策としては、以下の方法があります。
- 5分かけ放題、10分かけ放題などのオプションを付ける
- 完全かけ放題のオプションがある事業者を選ぶ
- LINEの無料通話を活用する
通話が多い方は、申し込み前にかけ放題オプションの有無と料金を必ず確認しましょう。
デメリット6:使える端末や機種に制限がある
6つ目のデメリットは、使える端末に制限がある点です。
すべてのスマホが、すべての格安SIMで使えるわけではありません。
特に以下の点に注意が必要です。
- SIMロックがかかっている端末は解除が必要
- 古い機種は動作確認されていない場合がある
- 格安SIMで購入できる端末の選択肢が少ない
SIMロックとは、特定のキャリアのSIMカードしか使えないように制限をかけることです。
2021年10月以降に販売された端末は原則SIMロックがかかっていませんが、それ以前の端末は解除手続きが必要な場合があります。
今使っているスマホをそのまま使いたい場合は、申し込み前に「動作確認端末一覧」をチェックしましょう。
各社の公式サイトで、使えるスマホの一覧が公開されています。
デメリット7:支払い方法や独自サービスに制限がある
7つ目のデメリットは、支払い方法やサービスに制限がある点です。
具体的には以下のような制限があります。
- 口座振替に対応していない事業者が多い(クレジットカード必須)
- キャリア決済(ドコモ払い、auかんたん決済など)が使えない
- 家族割やセット割がない、または割引が小さい
- LINEの年齢認証(ID検索)ができない事業者がある
- 災害時の伝言板サービスに対応していない場合がある
特にクレジットカードを持っていない方は、口座振替に対応している事業者を選ぶ必要があります。
また、LINEでID検索を使って友だちを追加したい場合は、年齢認証に対応している格安SIMを選ぶ必要があります。
対応していない事業者でも、QRコードや招待リンクでの友だち追加は問題なくできます。
後悔しないための3つの確認方法
ここまで7つのデメリットを見てきました。
「やっぱり不安」と感じた方もいるかもしれません。
しかし、ご安心ください。
申し込み前に3つのポイントを確認しておけば、後悔のリスクを大幅に減らせます。
確認方法1:自分がよく使う時間帯の通信速度をチェックする
まず確認すべきは、自分がスマホをよく使う時間帯の通信速度です。
「格安SIMは昼間遅い」とよく言われますが、実際にどの程度影響があるかは使い方によります。
以下の質問に「はい」と答える方は、速度の影響を受けやすいです。
- 昼休みにYouTubeやNetflixをよく見る
- 通勤中にアプリゲームを楽しむ
- 外出先で大きなファイルをダウンロードすることがある
一方、以下のような使い方がメインの方は、速度低下の影響はほとんど感じません。
- LINEのやり取りがメイン
- SNSをサッと見る程度
- 動画は自宅のWi-Fiで見ることが多い
検討中の格安SIMについて「〇〇(事業者名)速度 口コミ」で検索すると、実際のユーザーの声が確認できます。
確認方法2:使いたい端末とサービスの対応状況をチェックする
2つ目に確認すべきは、今使っている端末や必要なサービスが対応しているかどうかです。
確認すべき項目は以下の通りです。
| 確認項目 | 確認方法 |
|---|---|
| 端末の動作確認 | 各社の「動作確認端末一覧」ページで検索 |
| SIMロック解除の要否 | 現在のキャリアのマイページで確認 |
| LINEの年齢認証 | 各社の公式サイトで「LINE年齢認証」を検索 |
| キャリアメールの持ち運び | 現在のキャリアの公式サイトで確認 |
特に端末の動作確認は必ず行ってください。
動作確認されていない端末を使うと、通信ができない、一部の機能が使えないなどのトラブルが起こる可能性があります。
確認方法3:サポート体制と支払い方法をチェックする
3つ目に確認すべきは、サポート体制と支払い方法です。
以下の表で、自分に合った条件かどうかを確認しましょう。
| 条件 | 確認するポイント |
|---|---|
| 対面サポートが必要 | 店舗の有無、近くに店舗があるか |
| 電話で相談したい | 電話サポートの有無、受付時間 |
| クレジットカードを持っていない | 口座振替やデビットカードへの対応 |
| 家族で乗り換えたい | 家族割の有無、割引額 |
クレジットカードをお持ちでない場合は、口座振替に対応している事業者を選ぶ必要があります。
対応している主な事業者には、UQモバイル、ワイモバイル、楽天モバイルなどがあります。
デメリットを解消する具体的な解決策
ここからは、各デメリットに対する具体的な解決策をご紹介します。
対策を知っておけば、乗り換え後も安心して使い続けられます。
解決策1:通信速度の対策
通信速度の問題には、以下の対策が有効です。
- 混雑に強いと評判の格安SIMを選ぶ:口コミや速度測定サイトで評判を確認する
- 自宅ではWi-Fiを活用する:動画視聴やアプリのダウンロードは自宅で行う
- データ容量に余裕を持たせる:ギリギリのプランを選ばない
特に動画視聴が多い方は、自宅の固定回線(光回線など)を併用することで、格安SIMの速度低下の影響を最小限に抑えられます。
解決策2:初期設定の対策
初期設定が不安な方は、以下の対策を取りましょう。
- サポートが充実した事業者を選ぶ:電話サポートや設定サポートオプションがある事業者
- 申し込み前に設定手順を確認する:公式サイトの説明動画を事前に見ておく
- 家電量販店で申し込む:店舗があれば、その場で設定してもらえることも
最近は「設定済みSIM」を送ってくれる事業者も増えているため、届いたらすぐに使えるケースも多いです。
解決策3:キャリアメールの対策
キャリアメールについては、以下の対策があります。
- Gmailなどの無料メールに移行する:乗り換え前にアドレス変更を連絡しておく
- メール持ち運びサービスを利用する:月額330円程度で継続可能
おすすめは、この機会にGmailやYahooメールに移行することです。
一度移行してしまえば、今後どの携帯会社に乗り換えても同じメールアドレスを使い続けられます。
移行の際は、以下の手順で進めると漏れがありません。
- Gmailなどで新しいアドレスを作成する
- よく連絡を取る相手にアドレス変更を通知する
- 各種サービスの登録メールアドレスを変更する
- 1〜2週間様子を見て、問題なければ乗り換える
解決策4:通話料金の対策
通話料金を抑えるには、以下の方法があります。
- かけ放題オプションを付ける:5分かけ放題は月額550円程度から
- LINEの無料通話を活用する:相手もLINEを使っていれば無料
- 通話料金が安い事業者を選ぶ:30秒11円など、通常の半額の事業者も
通話時間が長い方は、完全かけ放題のオプション(月額1,650円程度)を付けた方が安心です。
毎月どのくらい通話しているか、現在の明細で確認してから判断しましょう。
解決策5:端末の対策
端末に関する問題は、以下の対策で解決できます。
- 動作確認端末一覧を必ずチェックする:申し込み前の必須作業
- SIMロック解除を済ませておく:現在のキャリアで無料で手続き可能
- 必要なら乗り換えと同時に新しい端末を購入する:格安SIMでもセット購入できる
SIMロック解除は、各キャリアのマイページから無料で手続きできます。
店舗で手続きすると手数料がかかる場合があるため、オンラインでの手続きがおすすめです。
解決策6:支払い方法の対策
支払い方法に制限がある場合は、以下の対策を取りましょう。
- 口座振替対応の事業者を選ぶ:UQモバイル、ワイモバイル、楽天モバイルなど
- デビットカードが使える事業者を選ぶ:一部の事業者で対応
- クレジットカードを作成する:年会費無料のカードなら負担なし
口座振替に対応している大手の格安SIMであれば、サポートも比較的充実しています。
クレジットカードを持っていない方は、まずこれらの事業者を検討してみてください。
格安SIMへの乗り換えで得られるメリット
デメリットと対策を理解したところで、改めて格安SIMのメリットも確認しておきましょう。
デメリットを上回るメリットがあるからこそ、多くの方が乗り換えています。
毎月の通信費が大幅に安くなる
格安SIMの最大のメリットは、毎月の通信費が大幅に安くなる点です。
具体的にどのくらい安くなるか、目安を見てみましょう。
| 項目 | 大手キャリア | 格安SIM |
|---|---|---|
| 月額料金(目安) | 7,000円〜10,000円 | 1,000円〜3,000円 |
| 年間の通信費 | 84,000円〜120,000円 | 12,000円〜36,000円 |
| 年間の節約額 | - | 約50,000円〜100,000円 |
家族4人で乗り換えれば、年間20万円以上の節約も可能です。
浮いたお金で、家族で外食を楽しんだり、旅行の費用に回したり、将来のための貯金を増やしたりできます。
契約の縛りが少ない
多くの格安SIMは、契約期間の縛りがないか、あっても短いのが特徴です。
大手キャリアは2年縛りが一般的でしたが、格安SIMは「いつでも解約OK」という事業者が多いです。
試しに使ってみて、合わなければ他に乗り換えるという選択もしやすくなっています。
自分に合ったプランを選びやすい
格安SIMは、データ容量や通話オプションを細かく選べるのもメリットです。
1GB、3GB、5GB、10GB、20GBなど、自分の使い方に合ったプランを選べます。
「あまりデータを使わないのに、大容量プランしか選べない」ということがありません。
家族それぞれの使い方に合わせて、ムダのないプランを選べるため、家計全体の通信費を最適化できます。
まとめ:事前確認で後悔のない乗り換えを
格安SIMのデメリットと、後悔しないための確認方法をお伝えしてきました。
改めてポイントを整理します。
格安SIMの主なデメリット7つ
- 通信速度が混雑時に遅くなりやすい
- 初期設定を自分で行う必要がある
- 店舗サポートが少ない
- キャリアメールが使えなくなる
- 通話料金が高くなりやすい
- 使える端末に制限がある
- 支払い方法や独自サービスに制限がある
後悔しないための3つの確認方法
- 自分がよく使う時間帯の通信速度をチェックする
- 使いたい端末とサービスの対応状況をチェックする
- サポート体制と支払い方法をチェックする
これらのデメリットは、事前に確認し対策を取っておけば、ほとんどの場合問題になりません。
格安SIMに乗り換えることで、毎月のスマホ代を数千円安くできます。
家族で乗り換えれば、年間で10万円以上の節約も夢ではありません。
「難しそう」「失敗したくない」という気持ちはよく分かります。
しかし、この記事で紹介した確認ポイントを押さえておけば、安心して乗り換えを進められます。
毎月の固定費を見直すことは、家計にゆとりを生み出す第一歩です。
浮いたお金で、家族で美味しいものを食べたり、将来のための貯金を増やしたり。
そんな未来を想像しながら、まずは気になる格安SIMの公式サイトで「動作確認端末一覧」を確認するところから始めてみてはいかがでしょうか。
小さな一歩が、家計を大きく変える第一歩になります。