
親のガラケー料金、毎月いくらかかっているかご存知でしょうか。
大手キャリアのガラケープランでは、月額6,000円から8,000円ほど支払っているケースが多いとされています。
しかも、3G回線のサービス終了により、古いガラケーは通話すらできなくなる時期が迫っています。
「乗り換えは難しそう」「電波が悪くなるのでは」「LINEのデータが消えたらどうしよう」
そんな不安をお持ちの方も多いかもしれません。
実は、子どもであるあなたが手続きを代行すれば、親御さんはほとんど何もしなくて大丈夫です。
電話番号もそのまま引き継げますし、LINEのデータ移行も事前に準備すれば問題ありません。
この記事では、ガラケーから格安スマホへの乗り換え手順を3つのステップに分けて、専門用語を使わずに解説します。
読み終わる頃には、毎月5,000円以上の節約を実現する具体的な方法がわかります。
ガラケーから格安スマホへの乗り換えは「3つの手順」で完了する

ガラケーから格安スマホへの乗り換えは、以下の3つのステップで完了します。
- 今の契約と料金を確認して、目標金額を決める
- 乗り換え先の会社とスマホ本体を選ぶ
- 電話番号を引き継ぐ手続きをして、届いたスマホを設定する
この3つのステップを順番に進めるだけで、月額7,000円前後の通信費を2,000円台まで下げることが可能です。
手続きはすべてインターネット上で完結できるため、遠方に住んでいる親御さんの乗り換えも、子どもが代わりに進められます。
実際に、申し込みから開通まで1週間程度で完了したという事例も報告されています。
なぜ今、ガラケーから格安スマホへの乗り換えが必要なのか

3G回線の停止でガラケーが使えなくなる時期が迫っている
ドコモ、au、ソフトバンクの大手3社は、すでに3G回線のサービスを順次終了しています。
3G回線とは、古い携帯電話で使われている通信方式のことです。
この回線が停止すると、対応するガラケーでは通話もメールもできなくなります。
「まだ使えているから大丈夫」と思っていても、ある日突然使えなくなる可能性があります。
そのため、各通信会社でも「早めのスマホ乗り換え」を呼びかけている状況です。
大手キャリアのガラケー料金は意外と高い
「ガラケーだから安い」と思われがちですが、実際の請求書を見ると驚かれる方が多いです。
大手キャリアのガラケープランでは、以下のような内訳になっていることが一般的です。
- 基本料金:2,000円〜3,000円
- 通話料金:かけた分だけ加算
- オプション料金:留守番電話、キャッチホンなど
- 端末の分割払い:機種によって異なる
これらを合計すると、月額6,000円から8,000円になっているケースが多いのです。
一方、格安スマホに乗り換えれば、通話もデータ通信も込みで月額1,500円から2,500円程度に抑えられます。
電話番号はそのまま引き継げるので安心
乗り換えで最も心配されるのが「電話番号が変わってしまうのでは」という点です。
結論から申し上げますと、電話番号は変わりません。
「MNP(モバイルナンバーポータビリティ)」という制度を使えば、今使っている電話番号をそのまま新しい会社に引き継げます。
この手続きは法律で認められた消費者の権利ですので、どの会社でも対応しています。
MNPという言葉は難しく感じるかもしれませんが、要は「電話番号お引越し」のことだと考えてください。
格安スマホでも通話品質は問題ない
「格安スマホは電波が悪いのでは」という不安をお持ちの方もいらっしゃいます。
実は、格安スマホの会社は大手キャリアの回線を借りて運営しています。
そのため、通話品質や電波の届く範囲は大手キャリアとほぼ同じです。
ドコモ回線を借りている会社、au回線を借りている会社など、選択肢も豊富にあります。
親御さんがこれまでドコモを使っていたなら、ドコモ回線を借りている格安スマホを選べば、電波状況の変化を感じることはほとんどありません。
ステップ1:今の契約と料金を確認して目標金額を決める

まずは現在の請求書を確認する
乗り換えの第一歩は、今どれくらいの料金を払っているかを正確に把握することです。
確認方法は以下の3つがあります。
- 紙の請求書:毎月届いている場合はそちらを確認
- クレジットカードの明細:引き落とし金額をチェック
- 各キャリアのマイページ:インターネットで確認可能
親御さんに「携帯代いくら払ってる」と聞いても、正確な金額を把握していないことが多いです。
必ず書面やデータで確認するようにしてください。
使っているガラケーの種類を確認する
ガラケーには大きく分けて2種類あります。
| 種類 | 特徴 | 乗り換えの緊急度 |
|---|---|---|
| 3G専用ガラケー | 古い機種、画面が小さめ | 早急に乗り換えが必要 |
| 4G対応ガラホ | 比較的新しい機種、LINEが使えるものも | すぐには必要ないが検討推奨 |
機種の種類は、取扱説明書や本体の型番をインターネットで検索すると確認できます。
不明な場合は、現在契約しているキャリアのショップに電話で問い合わせることも可能です。
親御さんの電話の使い方を把握する
乗り換え先のプランを決めるために、親御さんがどのように携帯電話を使っているかを確認します。
確認すべきポイントは以下の3つです。
- 通話時間:月にどれくらい電話をかけているか
- 通話相手:家族が多いか、友人や病院などが多いか
- インターネットの利用:LINEやネット検索を使いたいか
通話が多い方は「かけ放題」のオプションをつけた方がお得になります。
ほとんど電話をしない方は、基本プランだけで十分です。
目標金額を設定する
現状を把握したら、乗り換え後の目標金額を決めましょう。
一般的な目安は以下のとおりです。
- 通話メイン(インターネットはほぼ使わない):月額1,000円〜1,500円
- 通話+少しインターネット(LINEと軽いネット検索):月額1,500円〜2,500円
- 通話+インターネットもそこそこ(動画も見たい):月額2,500円〜3,500円
多くの親御さんの場合、月額2,000円前後を目標にすると、使い勝手と料金のバランスが良いとされています。
ステップ2:乗り換え先の会社とスマホ本体を選ぶ
乗り換え先は3つのパターンから選ぶ
ガラケーからスマホへの乗り換え先は、大きく3つのパターンがあります。
パターン1:大手キャリアのスマホプラン
ドコモ、au、ソフトバンクでそのままスマホに変更する方法です。
- メリット:店舗で直接サポートを受けられる、操作説明もしてもらえる
- デメリット:料金があまり安くならない(月額4,000円〜6,000円程度)
「半分以下」の節約を目指す場合は、このパターンは適していません。
パターン2:サブブランド(UQモバイル・ワイモバイルなど)
大手キャリアの関連会社が運営する格安プランです。
- メリット:料金が安い(月額2,000円〜3,000円)、通信品質が高い、店舗サポートもある
- デメリット:近くに店舗がない地域もある
親御さんが一人で操作するのが不安な場合は、このパターンがおすすめです。
パターン3:格安SIM(IIJmio、mineo、NUROモバイルなど)
通信回線だけを提供する会社と契約する方法です。
- メリット:最も安い(月額1,000円〜2,000円)、プランの選択肢が豊富
- デメリット:店舗サポートがほぼない、初期設定は自分で行う必要がある
子どもであるあなたが設定やサポートをしてあげられるなら、最も節約効果が高いのがこのパターンです。
高齢の親御さんに適したスマホ本体の選び方
スマホ本体は、乗り換え先の会社でセット購入するのが最も簡単です。
親御さん向けのスマホを選ぶ際は、以下のポイントを確認してください。
- 画面サイズ:5.5インチ〜6.5インチ程度(大きすぎず小さすぎない)
- 文字サイズ設定:文字を大きく表示できる機能があるか
- 操作のしやすさ:電話、LINE、カメラがワンタッチで起動できるか
- 防水・防塵機能:うっかり濡らしても壊れにくいか
- 価格:1万円〜3万円程度で十分な性能のものがある
「シニア向け」「かんたんスマホ」と名前がついている機種なら、上記の条件を満たしていることが多いです。
おすすめの乗り換え先を選ぶ基準
どの会社を選ぶかは、「誰がサポートするか」で決めるのが現実的です。
| 状況 | おすすめの乗り換え先 | 理由 |
|---|---|---|
| 親御さんが一人で使う、近くに家族がいない | UQモバイル、ワイモバイル | 店舗サポートが充実 |
| 子どもが近くに住んでいて、サポートできる | IIJmio、mineo、NUROモバイル | 最も安く済む |
| 遠方だが、電話やビデオ通話でサポートできる | 格安SIM全般 | 同じ会社を使うと説明しやすい |
自分(子ども)も同じ会社の回線を使うと、操作方法を教えやすいというメリットがあります。
ステップ3:電話番号を引き継いで開通手続きを完了する
MNP予約番号を取得する
電話番号を引き継ぐためには、まず今使っているキャリアから「MNP予約番号」を取得します。
MNP予約番号は、以下の方法で取得できます。
- 電話で取得:各キャリアのサポートセンターに電話する
- ショップで取得:最寄りの店舗で手続きする
- インターネットで取得:各キャリアのマイページから手続きする
最も簡単なのは電話での取得です。
オペレーターに「MNP予約番号が欲しい」と伝えれば、数分で番号を発行してもらえます。
注意点として、MNP予約番号には有効期限があります。
通常は発行から15日間ですので、取得したら早めに次の手続きに進んでください。
乗り換え先に申し込む
MNP予約番号を取得したら、乗り換え先の会社に申し込みます。
申し込みに必要なものは以下のとおりです。
- MNP予約番号:先ほど取得したもの
- 本人確認書類:運転免許証、マイナンバーカードなど
- クレジットカードまたは口座情報:支払い方法の登録用
- 連絡用メールアドレス:手続きの案内が届く
インターネットでの申し込みなら、画面の指示に従って情報を入力するだけです。
本人確認書類はスマートフォンで撮影してアップロードする形式が一般的です。
SIMカードとスマホが届いたら開通手続きをする
申し込みから数日で、SIMカードとスマホ本体が届きます。
届いたら、以下の手順で開通させます。
- スマホ本体にSIMカードを挿入する(説明書に図解あり)
- 電源を入れて初期設定を行う(画面の指示に従う)
- APN設定を行う(同梱の説明書どおりに設定)
- 開通手続きの電話をかける、またはWebで完了ボタンを押す
APN設定とは、インターネットに接続するための設定のことです。
難しそうに聞こえますが、説明書に書かれている文字を画面に入力するだけの作業です。
ある格安SIM会社の事例では、以下のようなスケジュールで乗り換えが完了したとされています。
- 1日目:現在のキャリアでMNP予約番号を取得
- 2日目:格安SIM会社にWeb申し込み
- 5日目:SIMカードとスマホが届く、開通手続き完了
つまり、1週間もかからずに乗り換えが完了するということです。
LINEやその他データの移行について
乗り換えで気になるのが、LINEのトーク履歴や写真データの移行です。
LINEについては、以下の手順で引き継ぎが可能です。
- 旧端末でLINEアプリを開く
- 設定からアカウント引き継ぎをオンにする
- トーク履歴をバックアップする
- 新しいスマホでLINEにログインする
- バックアップからトーク履歴を復元する
写真データについては、Googleフォトなどのクラウドサービスを使うと、自動的に新しいスマホに移行できます。
これらの作業も、子どもであるあなたが代わりに行えば、親御さんは何もしなくて大丈夫です。
乗り換え成功事例:実際にいくら節約できたか
事例1:ドコモのガラケーからIIJmioへ乗り換え
70代のお母様の携帯料金を見直したAさんの事例です。
| 項目 | 乗り換え前 | 乗り換え後 |
|---|---|---|
| 契約先 | ドコモ(ガラケー) | IIJmio(格安SIM) |
| 月額料金 | 約7,000円 | 約1,800円 |
| 年間の節約額 | — | 約62,400円 |
Aさんは遠方に住んでいるため、電話でお母様をサポートしながら乗り換えを完了させました。
年間6万円以上の節約となり、その分を帰省の旅費に充てられるようになったそうです。
事例2:auのガラケーからUQモバイルへ乗り換え
近所に住む80代のお父様の乗り換えを手伝ったBさんの事例です。
| 項目 | 乗り換え前 | 乗り換え後 |
|---|---|---|
| 契約先 | au(ガラケー) | UQモバイル |
| 月額料金 | 約6,500円 | 約2,200円 |
| 年間の節約額 | — | 約51,600円 |
Bさんのお父様は「困ったときに店舗に行きたい」という希望があったため、店舗サポートのあるUQモバイルを選択しました。
料金は格安SIMほど安くはありませんが、それでも年間5万円以上の節約になりました。
事例3:ソフトバンクのガラケーからmineoへ乗り換え
同居している両親2人分の乗り換えを行ったCさんの事例です。
| 項目 | 乗り換え前(2人分) | 乗り換え後(2人分) |
|---|---|---|
| 契約先 | ソフトバンク(ガラケー) | mineo(格安SIM) |
| 月額料金 | 約14,000円 | 約3,600円 |
| 年間の節約額 | — | 約124,800円 |
2人分で年間12万円以上の節約となりました。
浮いたお金で家族旅行に行けるようになったと、Cさんは喜んでいるそうです。
ガラケーから格安スマホへの乗り換えでよくある質問
本当に電波は大丈夫なのか
格安スマホの電波品質を心配される方は多いですが、大手キャリアと同じ電波を使っているため、基本的に心配は不要です。
格安SIM会社は、ドコモ、au、ソフトバンクから回線を借りて運営しています。
そのため、親御さんがこれまで使っていたキャリアと同じ回線の格安SIMを選べば、電波状況が変わることはほぼありません。
高齢者でもスマホを使いこなせるのか
スマホに不慣れな親御さんでも、基本的な操作は数週間で覚えられます。
使う機能を絞れば、覚えることは意外と少ないです。
- 電話をかける・受ける
- LINEでメッセージを送る・読む
- カメラで写真を撮る
この3つができれば、日常生活で困ることはほとんどありません。
「かんたんスマホ」や「シニア向けスマホ」なら、大きなアイコンでわかりやすく表示されるため、さらに使いやすくなっています。
手続きは親の同意が必要なのか
契約者が親御さん本人の場合、原則として本人の同意と本人確認書類が必要です。
ただし、多くの格安SIM会社では、家族が代理で手続きを進めることが認められています。
申込時に「契約者は親、届け先は子ども」という設定ができる会社もあります。
詳しくは、乗り換え先の会社に事前に確認することをおすすめします。
ガラケーから格安スマホへの乗り換え手順まとめ
この記事では、ガラケーから格安スマホへの乗り換え手順を3つのステップで解説しました。
改めて手順を整理すると、以下のとおりです。
- 今の契約と料金を確認して、目標金額を決める
請求書で現状を把握し、月額2,000円台を目標に設定 - 乗り換え先の会社とスマホ本体を選ぶ
サポート重視ならサブブランド、安さ重視なら格安SIM - 電話番号を引き継いで開通手続きを完了する
MNP予約番号を取得し、SIM到着後に設定するだけ
この3ステップを実行すれば、月額7,000円前後の通信費を2,000円台まで下げることが可能です。
年間で5万円〜6万円以上の節約になります。
浮いたお金は、家族での食事代、帰省の旅費、将来のための貯金など、さまざまな使い道があります。
今日からできる最初の一歩
「いつかやろう」と思っていると、なかなか実行に移せないものです。
まずは今日、親御さんの携帯料金の請求書を確認することから始めてみてください。
毎月いくら払っているかがわかれば、「これだけ節約できる」という具体的な金額が見えてきます。
その金額を見れば、きっと「早く乗り換えよう」という気持ちになるはずです。
3G回線の停止も迫っています。
ガラケーが使えなくなってから慌てるよりも、余裕を持って準備を進めた方が、親御さんにとっても安心です。
この記事を参考に、ぜひ親御さんのスマホ乗り換えを成功させてください。
毎月の通信費が下がれば、家計にゆとりが生まれます。