
格安スマホを使っているけれど、そろそろ新しい機種に変えたい。
でも、LINEのトーク履歴や大切な写真が消えてしまわないか心配。
手続きも難しそうだし、どこで買えばお得なのかもよくわからない。
そんな不安を抱えていらっしゃる方は多いのではないでしょうか。
実は、格安スマホの機種変更は3つの手順を押さえれば、データを消さずに自分で完結できます。
この記事では、ITに詳しくない方でも安心して機種変更ができるよう、専門用語を使わずにわかりやすく解説いたします。
読み終わる頃には、スマホ代を抑えながら最新機種を手に入れる方法がはっきりとわかるようになります。
浮いたお金で家族との外食や貯金に回せる、そんな明るい未来が待っています。
格安スマホの機種変更は「端末購入」「データ準備」「設定完了」の3ステップで完結

結論から申し上げます。
格安スマホの機種変更は、以下の3つの手順で完了します。
- お得に新しい端末を選んで購入する
- データを守りながら引き継ぎの準備をする
- SIMカードの差し替えと初期設定を行う
この3つさえ押さえれば、ショップに行かなくても自宅で機種変更が可能です。
大手キャリアのように店員さんに任せきりではなく、自分で行う必要がありますが、手順通りに進めれば決して難しくありません。
それでは、なぜこの3つの手順で機種変更ができるのか、詳しく見ていきましょう。
格安スマホの機種変更が自分でできる理由

格安スマホの機種変更を自分で行えるのには、明確な理由があります。
それは、スマホのデータ移行機能が大幅に進化しているからです。
スマホ同士を近づけるだけでデータが移せる時代に
以前は機種変更といえば、パソコンに接続してバックアップを取ったり、専門的な知識が必要だったりしました。
しかし現在は、スマホの機能が大きく進化しています。
iPhoneをお使いの方であれば、「クイックスタート」という機能をご存じでしょうか。
古いiPhoneと新しいiPhoneを近づけるだけで、写真や連絡先、アプリまで丸ごと移行できる機能です。
Androidスマホでも同様に、初期設定の画面で「以前の端末からコピー」を選ぶだけでデータ移行が完了します。
専門的な知識は一切不要です。
SIMカードを差し替えるだけで電話番号はそのまま
格安スマホの機種変更で心配される方が多いのが、電話番号が変わってしまうのではないかという点です。
ご安心ください。
電話番号の情報は「SIMカード」という小さなカードに記録されています。
このSIMカードを古いスマホから新しいスマホに差し替えるだけで、電話番号はそのまま引き継がれます。
つまり、機種変更で必要なのは以下の2つだけです。
- データの移行(写真、連絡先、アプリなど)
- SIMカードの差し替え(電話番号の引き継ぎ)
この2つを正しく行えば、新しいスマホでも今までと同じように使い続けることができます。
格安SIM会社も公式サイトで手順を公開している
UQ mobile、LINEMO、mineo、IIJmioなどの格安SIM会社は、自社の公式サイトで機種変更の手順を詳しく解説しています。
初期設定に必要な「APN設定」(インターネットにつなぐための設定)の方法も、画像付きで説明されていることがほとんどです。
困ったときは、ご自身が契約している格安SIM会社の公式サイトを確認すれば、最新の正確な情報を得ることができます。
手順①:お得に新しいスマホを購入する方法

それでは、具体的な手順を見ていきましょう。
まずは、新しいスマホをお得に購入する方法からご説明いたします。
どこで買うかで数万円の差が出ることも
新しいスマホを購入する場所は、大きく分けて以下の3つがあります。
| 購入場所 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 格安SIM会社の公式サイト | 端末割引やポイント還元がある | 回線契約が条件の場合がある |
| 家電量販店・ネット通販 | 回線に縛られず自由に選べる | 割引が少ない場合がある |
| 中古スマホショップ | 価格が最も安い | バッテリー劣化などのリスクあり |
おすすめは、まず今契約している格安SIM会社の公式サイトをチェックすることです。
機種変更向けのキャンペーンを行っている場合、かなりお得に購入できることがあります。
端末を選ぶときに確認すべき3つのポイント
新しいスマホを選ぶ際は、以下の3点を確認してください。
- SIMフリーかどうか
格安SIMで使う場合、「SIMフリー」と記載されている端末を選ぶのが安心です。 - 対応している回線(バンド)
ご契約の格安SIMがドコモ回線なのかau回線なのかによって、使える端末が異なります。
購入前に「動作確認端末一覧」をチェックしましょう。 - ご自身の優先順位
カメラ性能、電池の持ち、画面の大きさなど、何を重視するかを決めておくと選びやすくなります。
今の回線のまま端末だけ買い替えるのが最もシンプル
現在の格安SIM料金に特に不満がなければ、回線はそのままで端末だけを買い替えるのが最もシンプルな方法です。
この場合、機種変更の手続きは以下のようになります。
- 新しいスマホを購入する
- 古いスマホからデータを移行する
- SIMカードを差し替える
- 初期設定(APN設定)を行う
回線の乗り換え(MNP)を同時に行うと手続きが複雑になりますので、まずは端末の買い替えだけに集中することをおすすめいたします。
手順②:データを消さずに引き継ぎ準備をする

新しいスマホが届いたら、次はデータの引き継ぎ準備です。
ここが一番心配される方が多い部分ですが、事前準備さえしっかり行えば失敗することはありません。
まず確認すべき「絶対に忘れてはいけない」引き継ぎ項目
データ移行の前に、個別の引き継ぎ設定が必要なアプリを確認しておきましょう。
以下のアプリは、スマホの標準機能では移行できないことがあります。
- LINE:電話番号とメールアドレスの登録、引き継ぎ設定のオン
- ゲームアプリ:引き継ぎコードの発行やアカウント連携
- 銀行アプリ:各銀行の案内に従った手続き
- 電子マネー(モバイルSuicaなど):残高の移行手続き
- ポイントアプリ:アカウント情報の確認
特にLINEのトーク履歴を残したい場合は、必ず事前にバックアップを取っておいてください。
LINEアプリ内の「設定」から「トークのバックアップ」を選び、最新の状態を保存しておきましょう。
iPhoneからiPhoneへの移行方法
iPhoneをお使いの方は、「クイックスタート」を使うのが最も簡単です。
手順は以下の通りです。
- 新しいiPhoneの電源を入れる
- 古いiPhoneを新しいiPhoneの近くに置く
- 古いiPhoneの画面に「新しいiPhoneを設定」と表示される
- 画面の指示に従い、カメラでアニメーションを読み取る
- 「iPhoneから転送」を選択してデータ移行を開始
- 移行が完了するまで待つ(30分〜1時間程度)
この方法であれば、写真、連絡先、アプリ、設定までほぼすべてのデータが新しいiPhoneにコピーされます。
クイックスタートができない場合は、iCloudバックアップからの復元も可能です。
古いiPhoneで「設定」→「Apple ID」→「iCloud」→「iCloudバックアップ」から「今すぐバックアップ」を実行しておきましょう。
AndroidからAndroidへの移行方法
Androidスマホの場合は、Googleアカウントを活用したデータ移行が基本となります。
- 古いスマホで「設定」→「システム」→「バックアップ」を確認
- 「Googleドライブへのバックアップ」がオンになっていることを確認
- 新しいスマホの電源を入れ、初期設定を開始
- 「アプリとデータのコピー」または「以前のデバイスからコピー」を選択
- 画面の指示に従い、同じGoogleアカウントでログイン
- バックアップからデータを復元
最近のAndroidスマホは、USBケーブルで古いスマホと新しいスマホを直接つないでデータをコピーする機能も備わっています。
ケーブルが手元にある場合は、ケーブル接続での移行が最も早くて確実です。
iPhoneとAndroid間の移行も可能
iPhoneからAndroidへ、またはAndroidからiPhoneへの機種変更も可能です。
AndroidからiPhoneへ移行する場合は、Appleが提供している「iOSに移行」というアプリを使用します。
古いAndroidスマホにこのアプリをインストールし、画面の指示に従って操作すれば、連絡先や写真などを移行できます。
ただし、異なるOS間の移行では、アプリのデータ(ゲームの進行状況など)は移行できないことが多い点にご注意ください。
アプリごとの引き継ぎ設定を事前に済ませておくことが重要です。
手順③:SIMカードの差し替えと初期設定を完了する

データの移行が完了したら、最後のステップです。
SIMカードを差し替えて、初期設定を行いましょう。
SIMカードの差し替え手順
SIMカードの差し替えは、以下の手順で行います。
- 古いスマホの電源を切る
- SIMカードトレイを取り出す(付属のピンを穴に差し込む)
- SIMカードを取り外す
- 新しいスマホの電源を切る
- 新しいスマホのSIMカードトレイを取り出す
- SIMカードを正しい向きでセットする
- トレイを元に戻す
- 新しいスマホの電源を入れる
SIMカードには向きがありますので、トレイの形に合わせて正しくセットしてください。
無理に押し込むと故障の原因になりますので、優しく丁寧に取り扱いましょう。
SIMカードのサイズが合わない場合の対処法
スマホによって、使用するSIMカードのサイズが異なる場合があります。
現在主流なのは「nano SIM」という最も小さいサイズですが、古い機種では「micro SIM」が使われていることもあります。
サイズが合わない場合は、契約している格安SIM会社にSIMカードの再発行を申し込む必要があります。
手数料がかかる場合もありますので、購入前にSIMカードのサイズを確認しておくと安心です。
APN設定(インターネット接続の設定)を行う
SIMカードを差し替えただけでは、インターネットに接続できないことがあります。
その場合は、「APN設定」を行う必要があります。
APNとは「アクセスポイントネーム」の略で、スマホがインターネットに接続するための設定情報です。
難しく聞こえますが、契約している格安SIM会社の公式サイトに設定方法が必ず載っています。
一般的な手順は以下の通りです。
iPhoneの場合:
- Wi-Fiに接続する
- 格安SIM会社の公式サイトにアクセス
- 「APN構成プロファイル」をダウンロード
- 「設定」→「一般」→「VPNとデバイス管理」からインストール
Androidの場合:
- 「設定」→「ネットワークとインターネット」を開く
- 「モバイルネットワーク」→「アクセスポイント名」を選択
- 格安SIM会社の公式サイトに記載されている情報を入力
- 保存して、作成したAPNを選択
設定が完了すると、画面上部に「4G」や「5G」などの表示が出て、インターネットに接続できるようになります。
eSIMをお使いの場合
最近は、物理的なSIMカードではなく「eSIM」を利用している方も増えています。
eSIMとは、スマホ本体に内蔵されているSIMのことで、オンライン上で設定を行います。
eSIMの場合、機種変更時には以下の手続きが必要です。
- 契約している格安SIM会社のマイページにログイン
- eSIMの再発行手続きを行う
- 新しいスマホでQRコードを読み取るなどして設定
手続き方法は会社によって異なりますので、公式サイトで確認してください。
具体例①:iPhoneからiPhoneへの機種変更の流れ
ここからは、具体的な機種変更の例をご紹介いたします。
まずは、iPhoneからiPhoneへの機種変更です。
Aさんの場合:iPhone SE(第2世代)からiPhone 15への機種変更
30代主婦のAさんは、3年間使っていたiPhone SEの電池持ちが悪くなってきたため、機種変更を決意しました。
格安SIMはそのまま継続し、端末だけを買い替えることにしました。
Aさんが行った手順:
- 端末購入:Apple公式サイトで「SIMフリー」のiPhone 15を購入(分割払い)
- 事前準備:LINEの引き継ぎ設定をオンにし、iCloudバックアップを実行
- データ移行:クイックスタートを使い、約40分でデータ移行完了
- SIM差し替え:nano SIM同士だったのでそのまま差し替え
- APN設定:契約中の格安SIMの構成プロファイルをダウンロードしてインストール
Aさんは、所要時間約1時間で機種変更が完了しました。
LINEのトーク履歴も写真もすべて新しいiPhoneに移行でき、とても満足されているとのことです。
具体例②:AndroidからAndroidへの機種変更の流れ
次に、AndroidスマホからAndroidスマホへの機種変更例です。
Bさんの場合:古いAndroidスマホから最新機種への機種変更
40代主婦のBさんは、4年使ったAndroidスマホの動作が遅くなってきたため、機種変更を決意しました。
契約している格安SIM会社の公式サイトでセール中だった端末を購入することにしました。
Bさんが行った手順:
- 端末購入:格安SIM会社のセールで、定価の30%オフで購入
- 事前準備:Googleアカウントのバックアップをオンにし、LINEの引き継ぎ設定を完了
- データ移行:新しいスマホの初期設定で「以前のデバイスからコピー」を選択
- SIM差し替え:SIMカードを差し替え
- APN設定:格安SIM会社の公式サイトを見ながら設定を入力
Bさんは、端末をセール価格で購入できたため、約1万5000円の節約になりました。
データ移行もスムーズに完了し、新しいスマホの動作の速さに感動されていました。
具体例③:機種変更と同時に回線も乗り換える場合
最後に、機種変更と同時に格安SIM会社を乗り換える例をご紹介します。
Cさんの場合:端末購入と同時に別の格安SIMへMNP
50代主婦のCさんは、現在の格安SIM料金よりもさらに安いプランを見つけたため、機種変更と同時に乗り換えることにしました。
Cさんが行った手順:
- MNP予約番号の取得:現在の格安SIM会社からMNP予約番号を発行してもらう
- 新しい格安SIMに申し込み:端末セットで申し込み、MNP予約番号を入力
- 端末とSIMカードが届く:約3日で届いた
- データ移行:クイックスタートでデータを移行
- 回線切り替え手続き:新しい格安SIM会社のマイページから切り替えを実行
- APN設定:新しいSIMカードを差し込み、APN設定を完了
Cさんは、乗り換えキャンペーンで端末代金が大幅に割引されたうえ、月額料金も約800円安くなりました。
年間で計算すると、約1万円の節約になります。
ただし、乗り換えの場合は手続きが少し複雑になりますので、まずは端末の買い替えだけに挑戦し、慣れてから乗り換えを検討するのもよいでしょう。
格安スマホの機種変更でよくある質問
機種変更を検討されている方からよくいただく質問にお答えいたします。
電話番号は変わりますか
いいえ、変わりません。
SIMカードを差し替えるだけで、今までと同じ電話番号をそのまま使い続けることができます。
LINEのトーク履歴は消えますか
事前にバックアップを取っておけば、消えません。
LINEアプリ内の「設定」→「トークのバックアップ」から、必ず最新のバックアップを取っておきましょう。
写真や連絡先は消えますか
正しくデータ移行を行えば、消えません。
iPhoneのクイックスタートやAndroidのGoogleバックアップを使えば、ほぼすべてのデータを新しいスマホに移行できます。
ショップに行く必要はありますか
基本的には不要です。
格安スマホの機種変更は、自宅ですべて完結できます。
端末はオンラインで購入し、データ移行と設定は自分で行います。
設定がうまくいかない場合はどうすればよいですか
契約している格安SIM会社のサポート窓口に問い合わせましょう。
電話やチャットで対応してくれる会社がほとんどです。
また、公式サイトのFAQページにも、よくあるトラブルの解決方法が掲載されています。
格安スマホの機種変更は3つの手順で完了できます
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
最後に、格安スマホの機種変更の手順をまとめます。
手順①:お得に新しい端末を購入する
- 契約中の格安SIM会社のセールやキャンペーンをチェック
- 家電量販店やネット通販でSIMフリー端末を購入
- 対応している回線(バンド)を事前に確認
手順②:データを消さずに引き継ぎ準備をする
- LINEやゲームアプリの引き継ぎ設定を事前に完了
- iPhoneはクイックスタート、AndroidはGoogleバックアップを活用
- 写真や連絡先はクラウドに同期しておくと安心
手順③:SIMカードの差し替えと初期設定を完了する
- SIMカードを正しい向きで差し替え
- APN設定を行いインターネット接続を確認
- 通話やSMSが正常に使えることを確認
この3つの手順を順番に行えば、LINEも写真も消さずに、お得に最新機種へ機種変更することができます。
一歩踏み出せば、スマホ代の節約はもっと楽になります
格安スマホの機種変更は、最初は少し不安かもしれません。
しかし、一度やり方を覚えてしまえば、次からはスムーズに行えるようになります。
大切なのは、焦らず、一つひとつの手順を確認しながら進めることです。
困ったときは、契約している格安SIM会社のサポートを頼りましょう。
機種変更を成功させれば、毎月のスマホ代を抑えながら、快適に使える新しいスマホが手に入ります。
浮いたお金で、ご家族との美味しい食事や、将来のための貯金に回すことができます。
この記事が、皆さまの機種変更の不安を解消する一助となれば幸いです。
ぜひ、ご自身のペースで挑戦してみてください。